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転落:マイクロバスの男児死亡 ドア開き路上に 東京外環(毎日新聞)
転落死 バス運転の会社員逮捕 「ドア開閉、手動だった」(毎日新聞)
不運に不運が重なった何ともやりきれない事故です。
亡くなった少年は将来を期待されたサッカー少年であったと同時に、学校でもクラスの人気者だったそうです。心よりご冥福をお祈りします。
少年がマイクロバスから投げ出された原因はバスのドアが「手動」に切り替わっていたため何らかの拍子で開いてしまったからだそうです。「自動」にしておけばこんな事故にならなかったものをドアの切り替えを怠った(運転手兼任の)コーチが悪いじゃないか、と思われる人も多いかと思います。ですが「手動」になっていた事には理由があったようです。
今回の遠征試合が行われたグラウンドには更衣室等の施設が無く、バスをロッカールームの代わりに使用せざるを得なかった事情があったとTVニュースで聞きました。慣れない方法での対処を迫られたコーチに「ドアのチェックぐらいしっかりしておけ」と責めるのは少し酷な気がします。
そしてもう一人同情すべきは不運にも少年を轢く事になってしまったトラック運転手です。まさか前を走るマイクロバスから少年が飛ばされてくるとは思いもよらなかったでしょう。それを瞬時に察して避けろと言うのはあまりに厳しすぎると思います。私も車を運転するだけに人事ではありません。速度超過で走っていたとの情報もありますが、トラック運転手は厳しいノルマに追われていると聞きますので、違法を承知でもノルマを果たさざるを得なかったのでしょう。悲しい事ですが、不幸の連鎖のためにトラック運転手は一生自分を責め続ける事になるでしょう。
亡くなった少年と、悪気無く「容疑者」になってしまった2人は不幸の連鎖の犠牲者だと思います。返す返すやりきれない惨事が起こってしまいました。