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ハートキャッチプリキュア 33話
「キュアムーンライト、ついに復活です!!」
の感想を中心にお送りします。
「言葉を選ぶ」ために2日ほど冷却期間を勝手にいただきました。
日曜朝の女児向けアニメでここまでハードな話やっちゃっていいの?
と思わざるを得ないぐらいシビアで、それゆえに感動的な話でした。
そして、大切なパートナー(妖精コロン)を失った悲しみを乗り越えて、
キュアムーンライトとして再起する月影ゆりの姿は、
オレに失いかけていた気持ちを蘇らせてくれました。
以下、長くなるので格納します。
録画を再生しながら記事を書こうと思いましたが、
レコーダーがNECOの「劇場版Zガンダム」を録画し始めたため、
記憶を頼りにお送りしますw
イケメンさん(正体はコッペ様w)との決闘という試練を乗り越え、ブロッサムたちは伝説のアイテム「ハートキャッチミラージュ」を手にします。
ブロッサムはゆりに、ミラージュがあれば再びムーンライトになれるのではないかと切り出しますが、ゆりは
もうプリキュアにはなれないと否定します。ゆりはブロッサムに自分の「こころの花」をミラージュで見てみるように言います。ブロッサムが言われたとおりミラージュの鏡を見ると、ゆりのこころの花は枯れ果てていました。
場面変わって、夕暮れの橋の上で涙にくれるゆり。
その頃、薫子おばあちゃんはつぼみたちにゆりの悲しい過去を語り始めます。ゆりのパートナー妖精「コロン」が、サバークの攻撃からムーンライトをかばって犠牲になった・・・つぼみたちはゆりの悲しみを知って泣き崩れます。突然、えりかが立ち上がって走り出します。それを戸惑いながら追いかけるつぼみといつき。えりかはゆりを励ます力になりたいと言い、つぼみといつきもそれに頷きます。
ゆりに追いつく3人。えりかはゆりに抱きついて、
「ゆりさん! あたしの胸で泣いてください」
と言います。ゆりの腰程度の身長のえりかが言うところが、可笑しくもあり、可愛くもあります。
つぼみといつきもゆりを励まそうと言葉をかけます。
そんな3人に対して、ゆりは
「本当、あなたたちっておせっかいね」
と言います。それに対して微笑む3人、マジいい子すぎます。
CM明け、いつきがつぼみとえりかの教室にウズウズしながら駆け込んできます。いつきはゆりに学園祭で着てもらう衣装のデザイン画を描いてきたと言います。実はつぼみとえりかも同様にゆりのためのデザイン画を描いていました。シリーズ開始当初からプリキュアが大切にしてきた(そしてアイマスが自ら捨て去ろうとしている)女の子の心地よい友情が現れている場面です。
♪信じるため出会った ヘナチョコ許せる優しさで
へこたれちゃいそうな気持ちを 笑い飛ばしていく
大切なともだち 以心伝心♪
(「YES! プリキュア5」OP「プリキュア5! スマイルGoGo」より)
プリキュアはアイマスに絶望したオレの避難所などではありません。リアルでは考えられない程、強い絆で結ばれた女の子の友情、すばらしいではありませんか。アイマスは今まさにそれを捨て去ろうとしているんですよ。そこにこだわって断固守り続けるプリキュアは素晴らしいシリーズだと、素直に思います。
さて、脱線が過ぎましたが本題に戻りましょう。
ゆりのもとに各々のデザインスケッチを見せに行く3人。
そこへ3妖精が血相を変えて飛んでくる。
シプレ「つぼみ~!」→着地成功
コフレ「えりかー!」→着地成功
ポプリ「いちゅきー!」→どんがらがっしゃーん!
いつき「ポプリ!」
労わるいつき、目が点のつぼえり。この回の数少ない癒しシーンですw
妖精たちはおばあちゃんからゆりをつれて温室へくるように言いつけられて来ました。
おばあちゃんはゆりに「今しかない奇跡」が起こっていると告げます。
ミラージュの鏡にはこころの大樹、そしてコロンのシルエットが!
しかしそこにダークプリキュア接近!
サバークの傀儡とは言え、いちいち憎たらしいぜ!
ここは自分たちに任せてコロンの所へ行くように諭すつぼみたち3人。
ミラージュの力でこころの大樹にテレポートするゆり。
変身するブロッサム、、マリン、サンシャイン。
力づくでもゆりの居場所を白状させると息巻くダーク。
その頃、ゆりはこころの大樹にたどり着いていた。そこで、感動の再会が!
「コロン!!!」
抱擁しようとするゆり。しかしその手はコロンをすり抜ける。
「僕の肉体は失われてしまったんだ・・・
ブロッサムたちが集めたこころの種のおかげでこうしていられるんだ」
「コロン・・・ごめんなさい!」号泣するゆり。
♪いつまでもこのままでいたいね
ずっとずっと 一緒にいられたらいいね
元気が戻ってきて良かった
フタリでがんばってきたよね
でもそれも終わり
そろそろ来るんだね
最後の週末が・・・
もしもボクが
空に帰る刻(とき)が来たらどうするの?
すごく泣いて 手をつかんで
離れないのかな
何も言わずにサヨナラするよ
キミと出会えてすごく嬉しかったな
つらくなるから全て還すよ
笑ったことも・・・
kissしたことも・・・
いつまでも忘れないでいるよ
ずっとずっと 空で見守っているよ♪
(THE iDOLM@STER MASTER ARTIST08 水瀬伊織「フタリの記憶」より)
この歌とこの場面が思い切りシンクロして号泣しましたよ。
いい年した大の男が女児向けアニメで号泣しましたよ。
オレは「月影ゆり」というキャラクターに思い切り感情移入しましたよ。
大切なパートナーを失って心に深い傷を負って、それでも立ち上がろうとするきっかけを探して苦しんでいる様子は、オレの姿と重なり合いました。
突如現れたハート型のモニターに映し出される、ダークに苦戦するブロッサムたちの姿。
コロン(霊魂)は言う。こころの大樹に「もう一度プリキュアになりたい」と願えと。
自分の悲しみに共感し、励ましてくれたブロッサム、マリン、サンシャインのために、もう一度プリキュアの力を与えて欲しいと願うゆり。そしてこころの大樹はゆりの願いに応える。
まさにブロッサムたちに止めを刺さんとするダークの前に、ゆり登場。
「 勇気、愛、友情、優しさ、悲しみ、喜び。たくさんの気持ち、みんなの心。私は戦う、みんなの心のために!」
コロンの思いを胸に、ゆりは壊れたプリキュアの種をかざす。
すると、種は見る見る修復されてゆく。
「プリキュア! オープンマイハート!」
凛々しく美しいプリキュア、降臨!
「月光に冴える一輪の花! キュアムーンライト!」(つづく)
尺の関係上、変身シーンで終わったのは仕方ありませんが、
女児向けアニメで括るにはもったいない秀逸な話でした。
コロンを安易に生き返らせなかったのは大いに評価できます。
ムーンライトの決意を新たにさせるためにも正しい判断だと思います。
結論 : ムーンライトはオレの映し鏡
「嫁」じゃなくてあくまで「映し鏡」です。
大切なパートナーを失って心に深い傷を負いながら、
守りたい何かの為に再起するという物語は、
まさしく今のオレにシンクロします。
コロンを失ったゆり。
伊織を失ったオレ。
これ以上は説明不要でしょう。
一度は粉々に大破した「プロデューサーの種」ですが、
失ったパートナーへの思いさえ忘れなければ、
復活できるんですよね。
どうしてもキュアムーンライトを他人とは思えない。つまり、
オレがプリキュアだ!