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ハートキャッチプリキュア第40話
「さよならサソリーナ・・・砂漠にも咲くこころの花です!!」
の感想です。
サブタイトルから容易に想像がつきますが、いわゆる幹部退場回です。前回がストックシナリオ臭のする脱力話だっただけに落差が激しいですw
開幕早々いきなり戦闘シーンです。強化デザトリアンと同化しているのは勿論、今回の主役サソリーナ。しかしあっけなく倒され、浄化を食らいます。そしてOP。
CM明け、アジトへ戻り月を見上げて黄昏るサソリーナ。
かわいいじゃねーか畜生!
そんな同僚の異変を察したコブラ&クモはサバークにサソリーナはもう戦えないと進言します。しかし当の本人はそれに反発して、悪役としての誇りを賭けての出撃許可を願い出ます。
ラストチャンスをもらったサソリーナに同僚2人がそれぞれのダークブレスレッドを貸し与えるシーンはグッと来ました。「礼は言わないわよ」という台詞も後の伏線になっていて心憎い限りです。
その頃、明堂学園中等部の屋上で、いつきがつぼみとえりかに次の生徒会長選挙に立候補しないことを告げます。砂漠の使徒との決戦に向けての事だそうですが、つぼえりのリアクションが面白くて吹いたw 敵幹部の一人が最後の決戦を挑んでくる回でありながらコミカルさも忘れないのがプリキュアシリーズの良さです。
その現会長いつきに次期会長として推薦されたのが「佐藤君」ですが、会長の椅子に座ってハーレム妄想するダメ野郎ですw その現場をいつきに目撃されて自己嫌悪した佐藤君は泣きながら屋上へダッシュします。ダメだこの男w
そんなダメ男に目を付けたのが、今回の主役サソリーナ。佐藤君のこころの花を奪って校舎と融合させてデザトリアンを生み出します。当然、校舎の中には取り残された生徒もおり、いつきは彼らを「プリキュア」としてではなく「生徒会長」として救出すべく奔走します。いつき会長マジかっけぇ!
全校生徒の避難も完了し、ゆりも合流して変身。プリキュアの前に最後の宣戦布告をするサソリーナ。
3倍ダークパワーでデザトリアンと融合。からだパンチ(ぜんぶパンチとどこがちゃうねんw)とか必殺技連打とか食らってもびくともしないデザトリアン。ついにはプリキュア全員を壁凹状態まで追い詰め、とどめの一撃を叩き込もうとした時、デザトリアンに異変が。3倍のダークパワーがサソリーナの体に激しく負担をかけていたのだ。先ほどの出撃直前のシーンでコブラージャが短時間で決着を付けろと警告していましたが、どうやらタイムリミットのようです。
ここでムーンライトが「苦しみを終わらせるのよ」と言います。自分もパートナーのコロンを失った経験があるだけに、戦いの厳しさを滲ませる台詞だと思います。
プリキュアロボ出撃ハートキャッチオーケストラ発動!
極悪非道の正義の鉄拳でデザトリアンを粉砕します。サソリーナもろとも浄化。
校舎は無事復旧し、佐藤君のこころの花も奪還しました。いつもならここでめでたしめでたしですが・・・。
プリキュアの視線の先にあったのは、クモジャキーに抱きかかえられた瀕死のサソリーナでした。
涙を浮かべ「ありがとう」と言うサソリーナ。先述の「礼は言わないわよ」という台詞との対比に、何故か涙腺が緩みました。そしてこころの花に姿を変え、空へと消えていく・・・。SSの満・薫やフレッシュのイース(後のキュアパッション)のように主人公側との交流があったわけでもない純然たる敵キャラでありながら、どこか憎めなかったサソリーナ。もう3バカコントも見られないかと思うと寂しい限りです。
大事な仲間を失ったクモジャキーとコブラージャの険しい視線に、プリキュアと砂漠の使徒の仁義なき戦いの厳しさを感じます。