非常識人は不可解な判決を呼ぶ

今回の「犯人」は頭でっかちのエリートです。

今林被告懲役７年６月　福岡３児死亡事故　危険運転罪適用せず
　地裁判決　飲酒追突「脇見が原因」
（西日本新聞）

タイトルの通り、常識的な感覚では理解できない判決です。
被害者遺族への同情よりも、加害者への憤りよりも、裁判所側の判断への失望と立腹が先にたちます。常識的な感覚を持った人なら今回の判決をおかしいと思うはずです。相当に飲酒していながら、ナンパに出かけたいという欲望のために車を運転した加害者に斟酌の余地はありません。アルコール濃度検査の時点では酒気帯び程度の数値に過ぎなかったという理由は、卑劣な逃亡と工作の結果ですので、情状の根拠にはなりません。その上で「わき見」が事故原因ですか・・・呆れ返って言葉も見つかりません。これでは亡くなった3人のお子様は浮かばれないでしょう。こんな不可解な判決を下した裁判官の常識を疑わずにはいられません。
おそらく今回の裁判官は、親から社会的に信用のある仕事に就く事を望まれ、幼い頃からガリ勉を強いられてきたのでしょう。その結果、エリートの王道を突き進み、青春時代に経験すべきだった友人とのコミュニケーションや異性との恋愛を経験することなく親の望む職業に就いた、としか思えません。
つまり、未熟な子供のままの精神で社会的に信用のある職に就き、サラリーマンや自営業のように人付き合いを通して常識を学ぶ機会がなかったのですね。ぶっちゃけて言えば「非常識人」です。今回の裁判長が何歳かは知りませんが、裁判長を任される以上はそれ相当の年齢なのでしょう。それでいてこんな幼稚な判決を下すとは、器の小ささが知れます。
「検査じゃ酒気帯びだったしぃ～
本人も正常な運転に支障なかったっていってるしぃ～
だから危険運転罪は適応できないよねぇ～」
と言ってる気がして虫唾が走ります。
こんなイケヌマ（本来の読み方は知ってても敢えてこう表記）のような輩が司法の場に少なからず存在する以上、この国の正義を司法に任せていいものかと考えてしまいます。