【卒業シーズンアルバム】シーン01【ドラマパート】

（本編前の注意書き）
前回の記事で予告した妄想アルバムのドラマパートを想定したシナリオ風味のショートストーリーの本編を開始します。
いや～まさかホントに始めちゃうとは自分でもビックリですｗ
時間とスキルとPCスペックがあればこのアイデアを動画にして「ニコニコ動画」にアップしたいところですが、前日の疲れを充分に取る事が出来ないまま翌日の仕事に臨むという生活をしてるので、マジで時間を割けないんですよ。PCスペックなら買い換えれば簡単に解決しますが、動画作成のためのスキル習得、素材収集、動画編集という作業に割ける時間を考えると、PC買い替えが無駄になるんじゃないかと不安で踏み切れません。何せアイマス本編も何ヶ月も起動してない有様ですからｗ

さて、本編に関する自己評価ですが、勝手を知らない2次創作アンドシナリオ形式は試行錯誤の連続でしたんで、すごくブサい文章になってると思います。それと、雪歩の扱いがシーン01の時点では狂言回し程度の役割しか与えれなかった事を猛省してます。次回こそは雪歩にスポットを当てたいと思います。
非常に自虐的な自己評価になりましたが、それでも思い描いたアルバムを（妄想とは言え）形にしたい情熱には勝てなかったので、今回こうして発表します。
今回は1人でも多くの人につづきを読んでほしいと思います。


（以下、作品本編）

アイドルマスター2次創作シリーズ　第1弾

「『卒業シーズンアルバム』ドラマパート」
シーン01　「真美のジレンマと伊織の歌」

（1曲目「翼をください」に続いて）
2008年2月某日、TV局「萬代テレビ」楽屋。
律子、雪歩、伊織、真美の4名が鏡台に向かって身支度をしている。

律子「（リスナーに向かって）皆さんこんにちは、秋月律子です。
テレビドラマ「ギヴ・ミー・ウィングス」の収録で萬代テレビに来ています。
ミュージカル仕立てのドラマで、随所に私達の歌が挿入されます。
我が765プロからは私、あずささん、雪歩、伊織、亜美がこのドラマに出演します。
ちなみに今日は真美が亜美としてテレビ局にきています。
撮影も順調に進んでいるのですが、今日もあずささんは遅刻のようです」
楽屋のドアが開く。息を切らせてあずさが入ってくる。
あずさ「みんな～ごめんなさ～い。途中で地下鉄を乗り間違えて～」
伊織「あずさ！　収録何日目だと思ってんのよ？　いい加減局の場所ぐらい覚えなさいよ！」
律子「ちょっと伊織！　言いすぎよ」
伊織「…まあいいわ。あずさの方向音痴は今に始まったことじゃないし」
雪歩「そ、それより、早く支度しないと本番始まっちゃいますぅ。
…？　真美ちゃん、ポッチリ反対だよ？」
真美のポッチリは左側に結ばれている。
真美「…え？　そ、そっか、亜美として出るんだからポッチリ右にしないとね、ハハ…」
慌ててポッチリを右側に結いなおす。
律子「変ねぇ？　いつもの真美なら抜かりなく亜美に化けるんだけど。
ねぇ真美、昨日変なものでも食べなかった？」
問う律子に対してなぜか目を逸らす真美。
真美「そ、そんなことないよ。もし具合悪かったら亜美に来てもらってるよ」
律子「…目を逸らすところがあやしいけど、まあいいわ」
伊織「（つぶやくように）なるほど、そういうことか」
律子「ん？　何か言った、伊織？」
伊織「え？　あ、いや、別に…」
あずさ「律子さん、伊織ちゃんは案外事務所仲間の事を把握してる子だから…」
伊織「ちょ…あーずーさー！」
あずさに向かってファイティングポーズをとる伊織。
あずさ「あらあら～うふふっ♪」
雪歩「それより伊織ちゃん、そろそろ出番だよぉ」
伊織「そうだったわ！　じゃ、いってきます！
そうそう真美、あとで話があるから」
真美「え？　…あ、うん…」
駆け去る伊織の足音。
真美（独白）「いおりん、真美の気持ちわかってくれてるのかな…。
真美だって亜美みたいに自分の名前でテレビに出たいって気持ちを…」

同日、萬代テレビ「ギヴ・ミー・ウィングス」収録スタジオ
ハカマグラデュエーション姿でスポットライトの中に立つ伊織。複数のテレビカメラが向けられる。
伊織「みなさ～ん！　水瀬伊織ちゃんで～す！　今日は「果てのない道」、うたっちゃいま～す！
…え？　ライブじゃないんだからそんな前振りはいらないですって？　ガクッ」

（シーン01終了。2曲目、伊織ソロカバー曲に続く）